格差社会
資本主義のもうひとつの特徴として、格差社会と言われるものがあります。
簡単に言うと、お金持ちと貧乏な人の差がどんどん開いていってやばいよーって感じのやつです。
なぜ格差が生まれるのか?
この理由としては先ほど説明した
- 資本家階級
- 労働者階級
の二つの階級に分けられることが大きな原因なんだけど
資本家階級というのは例えば100万円を投資してその事業などが成功すると500万の利益をあげることも可能などリスクもある分、労働をしなくてもお金を動かせば儲けることが可能で、時間を働いてお金を稼ぐという概念に縛られることなくお金儲けが可能なんです。
それに対して労働者階級は
基本的には自分の時間と体を労働力として提供するので賃金に限界があるのと、どれだけ利益を出そうが資本家階級が利益の中から給料という形で支給するので絶対的に資本家階級に搾取をされているという構図が変わることはないんです。
しかし搾取と言うと聞こえが悪いですが、ほとんどの労働者は投資できるほどのお金(資本力)もなくアイディアや行動力もない人の方が多いので資本家の下で労働者として働くことしかできない人の方が多いのが実情です。
なので資本家と労働者は搾取という関係性ではなく、お互いの得意分野を補って社会を形成している持ちつ持たれつの関係として考える方がお互いのためだったりもします。
まあこういった資本主義のシステム上、基本的には資本家に富が集中して、その増やしたお金をさらに投資することによりさらに富を増やすことが可能なのでお金持ちと労働者の貧富の差が広がり続けるというのが資本主義にみられる特徴の格差社会であり、問題点ともされています。
世界の富豪2153人の資産>最貧民層46億人の資産
2019年時点のデータでは、世界の富豪上位2153人が所有する資産が世界の最貧民層46億人の総資産を上回っているというデータがある。
この一部の富豪が富を牛耳る異様な格差はコロナウイルスの影響もあり、さらに拡大中ということ。
このまま世界の大富豪に富が集まりすぎると資本主義社会は崩壊すると言われています。
過去にはこの格差社会を懸念してマルクスという偉い人がみんな平等の社会主義・共産主義という思想をうちだし、様々な国が実践しましたが中国を含めてうまくいっている国はありません。
まあ本来マルクスが思っていた思想とはかけ離れてしまっているのでマルクスが考えたこの思想が悪いってわけではないんですけどね。
いつの時代もこういった思想などはツールでしかなく、結局は使う人間次第なのだと思います。
しかし実際は日本でも政府が介入をして調整したりと完全に民間にまかせっきりで自由に商売をやらせてるわけではなく、多少なりともバランス調整の為に介入をしていたりするので今後、資本主義社会が崩壊するというのはまだまだ先なのではないでしょうか?
まとめ
- 資本主義は自由競争でより良い物を生み出そうとする力が働き経済的に発展しやすい。
- 資本主義は格差社会になりやすく実際に貧富の差が現在進行形で拡大中
- 資本家と労働者は対立しがちだが、実際は持ちつ持たれつの関係だったりする
- 社会主義や共産主義は国家の管理による平等が大原則の考え方(実際は地獄みたいな監視社会だったり独裁気味)
- 資本主義は基本自由だが、貧富の差などが生まれやすい。しかし努力次第で誰にでもお金持ちになるチャンスはある(ある意味平等?実際に資本主義の国は国民の自由が守られている)
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