東京オリンピックの報道の矛盾
ついに始まった東京オリンピック2020。
私はスポーツ自体は普段は興味なく、テレビでも見ても格闘技の試合くらいで、野球やサッカーの試合などは見ない人です。
しかしオリンピックやワールドカップなど日本という国が一丸となって戦う、世界的なイベントについては、いつもとっても楽しみにしている人です。
私と同じように楽しみにされている方も多いと思います。しかしコロナの影響でオリンピックの開催自体が危ぶまれたり、延期になったりと開催まで色々と大変なオリンピックでしたよね。
そしてマスコミやワイドショーなどが、こぞってオリンピック開催の反対報道。これには本当にうんざりしました。
私と同じようにマスコミの開催反対報道などでうんざりしてた人も多いのではないでしょうか？
しかし、いざ始まってみると反対していたマスコミやテレビのワイドショーなどが手のひらを返して五輪開催を大々的に報道して「五輪開会式、感動しますね」とか言ってて「え？何こいつら・・・」ってなってる人も多いのではないでしょうか。
もう、このおもしろいまでの手のひらの返しようは『私達マスコミは最初から五輪開催を応援してました!!』と言われても不思議じゃないくらいの肯定的な報道の仕方ですもんね(笑)
もし、マスコミやワイドショーが言う事に違和感を感じず、なんとなく『へーそうなんだ』と慣らされている人がいたら今一度しっかりと考えてほしいです。
マスコミのダブスタ姿勢
オリンピックが開催されるついこの前までは「感染者が～」「対策が～」「開催反対～」「選手はどうなんだ～」などワイドショーで不安を煽る発言を繰り返しまくっていたと思ったら、開催された途端に「感動しました」「〇〇選手は素晴らしいですね～」と手のひら返し。
まさにダブスタ(ダブルスタンダード)。
※ダブルスタンダード・・・(二重規範)を略した言い方で、異なる二つの規範・基準・指針が併存している様子を意味する語。要は簡単に言うと言ってることが矛盾していること。
もちろんオリンピックだけにダブスタなわけじゃなく「ワクチンを早く」と言ってると思ったら次は「副作用が～」、や「ＧＯＴＯ反対」と言って中止になると「飲食店が悲鳴をあげている～」と言ったり、今に始まったことではないんですがね。
この内容を見るだけでもマスコミの腐敗ぶりは本当に腹立たしいレベルですよね。
報道の自由をはき違えているとしか思えません。ハッキリと言って表現の不自由展と同レベルです。
関連記事
別に私としては反対報道をするならずっと反対報道していろと言いたいわけではありませんが、反対報道をしていたなら反対報道をしていたなりの『オリンピックの取り上げ方』があるよね？
手のひらを返して『批判』→『称賛』は違うでしょ・・・・と思うわけです。
この清々しいまでの手のひら返しが私がマスコミやワイドショーを気持ち悪いと思う理由です。
ではどう報道するべきだったのか？
まあ別に私が勝手に決められることでもないし、そんな権利もないのでこんなことを言っても仕方がないのですが…
「じゃあ政府や五輪を全肯定して感染拡大したらいいってこと？」って声が聞こえてきそうなので一応、私はこういうスタンスでやるべきじゃないのかという持論を話させていただきます。
まず、政府や五輪開催を全肯定する必要はありません。
私は反対派の人がいるのは民主主義国家として健全な事だと思います。
しかし、報道をする側の人間がどちらかの思想に偏って「反対派」の意見ばかりをとりあげるというのは偏った報道であり、健全ではないと思います。
実際に一般の方からも五輪が開催されるやいなや称賛の声が多数聞こえてきます。
これは結局はＳＮＳで声だけがでかい少数の反対派や、批判や反対報道の流れがあったせいで、『五輪開催賛成！』という声を出すと批判を受けてしまうために言えなかった『サイレントマジョリティー』がたくさんいたということです。
※サイレントマジョリティー・・・「物言わぬ多数派」「静かな大衆」
こういったことからも、報道をする側は中立に、冷静に、本質をみて報道をするべきというのが理解できると思います。
開催前に開催反対報道をするなら、開催後は『称賛』するのではなく、感染者のことで反対していたのであれば、その理由を元に『どうすれば開催されてしまった五輪をいかに感染者が増えないように安全に開催するべきなのか』という部分にスポットをあてて報道するべきだと思うのです。
というよりも、私からしてみればそもそも日本の国益を考えれば、五輪開催自体を反対するのではなく、『五輪開催をするにはどういった感染対策をしてどうするべきなのか？どうすれば観客アリで開催できるのか？逆にどういった状況になれば開催するべきではないのか？』こういったことにしっかりとスポットをあてながら、ワイドショーなどで政権批判をするのではなく、『賛成派』『反対派』の意見を中立な立場で報道する姿勢というのをみせていれば、五輪開催が決定して『称賛』しても手のひら返しなんて言われることはないと思うのです。
もちろんこの『反対派』が結構な数いたことはマスコミの変更報道での誘導もかなり大きいですが、しっかりとした指針を出させていない政府の対応自体にも問題はあります。
しかし、今の我々が生きている中でもう二度と訪れるからわからない『東京オリンピック』という世界をあげて、国を挙げて行う一大イベントに開催国である日本国民同士で足を引っ張りあっているというのは本当に謎ですし、滑稽でしかありません。
オリンピックという一大イベントをコロナというこんな大変な状況だからこそ、どうすれば開催出来て成功させることができるのか？というのをマスコミ、政府、国民、一丸となってみんなで考えて成功させよう。というのが普通なのではないでしょうか。
マスコミの中国、韓国寄りは激化していますが、これをどうにかしなければテレビの情報に流される国民が多い日本では未来はないのかもしれません。