ネットでの執拗な攻撃は正義をふりかざした悪
ということで過去に炎上していまだに嫌がらせをうける「おでんつんつん男」さんなんですが、彼自身はやったことは決して褒められることではないんですが、あくまで閉店後のコンビニで一応、廃棄の物で貰う許可を得たおでんをつんつんしただけであり、嫌な拡散のされ方をしてニュースにもとりあげられたせいで大炎上。
しかし、アベマプライムで語った内容からも動機として誰かに迷惑をかけてやろうと思ってしたことでもなく、真相は意外と誰にも迷惑かかってなかった。
むしろ拡散されたことでコンビニ側に被害がでた。とも言えます。
最近は、バイトテロなどで迷惑をかけようと思っていなくても企業側のブランド力を貶める迷惑がかかる行為が多く見られますが、「おでんつんつん騒動」については似ているようでちょっと違うかな。と私は思っています。
しかしこういった騒動を起こした人たちを「正義」という大義名分をふりかざして、全く関係ないネットの人たちが私刑を行うのは果たして本当に「正義」なのか?
私はそれこそが人間の「悪」であり、騒動を起こした人たちと同等、もしくはそれ以上にタチが悪いと思っています。
特にタチが悪い理由としてはこういった人たちは私刑を行うことで自分が「正義」だと思い込み、気持ちよくなって平気で誹謗中傷、晒し行為を正当化して行うからです。
個人的には動画が拡散されるのはネットにアップした以上は不特定多数の人がそれを見れるし、SNS自体に拡散機能があるので仕方ないと思うんです。
なのでそれに対しての誹謗中傷なども内容によってはある程度は覚悟するべきで、仕方ないと思うんです。
誰だって「おでんつんつん」しているのを見ていい気分はしないですから。(※度を過ぎた誹謗中傷は看過できませんが)
しかしだからと言って関係ない人たちが個人情報を晒したり、住所を特定する行為をしていい理由にはならないんです。
日本は法治国家で法律があるので実際に彼も動画が拡散されたことをきっかけに不起訴ですが一度は逮捕されています。
最近のバイトテロでは企業側がアルバイトに対して損害賠償請求をする動きもあります。
それで十分に罰になっていますし、関係ない第三者が私刑を行っていい理由にはやはりなりません。
「おでんをつんつんしたらおもしろいかな」という悪意のない犯罪行為に近いものと「炎上するような奴はクズだから住所から家族から特定してまともに生きられないようにしてやる」という動機であれば、果たしてどちらが「悪」なのでしょうか…
バイトテロや迷惑系YouTuberにはもちろんしっかりと考えていただき自制してもらいたいものですが、同じようにネットで誹謗中傷や晒し行為をする人にもいまいちど考えてほしいものです。