人間の直感は当たる
今回は『人間の直感』についてのお話です
自分の直感はあたるな~。って思ってる人って意外と多いんじゃないでしょうか?
「え?そんなことないけど…」って人はもしかしたら「ああ~やっぱりうまくいかなかったか」と思う事が多い人なのかもしれません。
失敗しているので『直感が当たった!』というイメージにならないだけで、やっぱりうまくいかなかったと思う人は『直感通りに動いていたら失敗しなかったのに、直感に従わなかったからやっぱり失敗した』となるわけですね。
なので、結果としては失敗しても『直感は当たっていた』ということになります。
実は人間の直感は90%の確率で当たるという研究結果もあるくらいなんです。
では、なぜ直感はそんなに高確率であたるのか?理由を解明していきたいと思います。
直感とは
まずはじめに直感とはどんな時に感じるものなのかを考えてみましょう。
例えば、はじめて出会った人に対して『あ~この人の顔なんか苦手だな』とか『この人の雰囲気なんか嫌だな』とか漠然とした、言葉には明確に表すことができない感情に誰しもがなったことがあると思います。
これが『直感』です。
そしてその直感で『なんとなく思った感情』というのはほぼ当たります。
みなさんも思い浮かべてほしいのですが『この人嫌だな~』と初対面で思った場合、かなりの確率でその人とはなんらかのトラブルになったり、仲良くなれなかったり、その人のせいで自分が不利益を被ったなんてことに心当たりがある人も多いでしょう。
しかし、皆さんの中には「もしかしたら意外と良い人かもしれないし、漠然とした感情で毛嫌いするのはよくないよな…」なんて思って『自分の直感』に従わずに、苦手だな…とおもった人と関係を構築する人もたくさんいると思います。
そして、結果として『直感』に従ってこの人と関わりを持たなかったら良かった…。なんて後悔した人が多数ではないでしょうか。
漠然とした感情だから「そんな適当な感情で毛嫌いをするのはよくない」と直感を信じるべきではないと思ってしまう人が多いのです。
しかし『直感が当たる理由』を知れば今後は『直感』を信じて余計な人間関係や、トラブルを回避できるようになるのではないでしょうか。
直感は何故当たるのか
では、なぜ直感はそんなに当たるのか?
これは本当に意外と簡単な理由で、『直感というのは、その人が今までの人生の経験の中から導き出した限りなく正しい答え』なのです。
例えば、先程の『この人の顔なんとなく嫌だな~』と一見、偏見にも見えるこの感情なんですが、これに関しても『その人が関わってきた人の中でこの顔のタイプとはいい関係が構築できなかった』という経験のもとに導き出した答えなのです。
ある意味、防衛本能です。
『この人の雰囲気なんか嫌だな』も同じです。その人の経験の中で同じような雰囲気をもった人と関わっていい経験をしていないから『あ、この人と関わると危険な気がする』と脳が自己防衛しようと働いた結果なのです。
そうしてこういった『直感』は過去の『経験』を元に感じるものなので高確率で当たります。
なので、『直感』=『経験』とも言い換えることができると思います。
例えば、道を歩いていてウンチを踏むという『経験』をしたら、今後、同じ道を通る時も『この道はウンチ踏むかもしれないから気を付けよう』と下を注視して歩くか、その道を避けて通りますよね。
これを『直感に』置き換えると、一度このタイプの人とはトラブルになったから『タイプが似ているこの人とは距離を置くか、どうしても関わらないといけない場合は深入りしないように気を付けよう』と思いますよね。
なので『直感』に従うというのは決して、根拠のない漠然とした感情などではなく、しっかりとした『経験』という根拠があっての感情なので、『直感』に従うべきなのです。
過信は禁物
もちろん『直感』が当たらないときもあるので過信は禁物です。
90%当たると研究結果があると言った通り、10%は外れます。
世の中に絶対なんてことはあり得ないので当たり前の話なんですがね。
ただ、ほぼあたる『直感』を無視して10%の確率にかけるのはリスクが大きいので『直感』を信じるべきと言うのは変わりません。
しかし、『直感』=『経験』と先程も言ったように、『経験』自体が浅い人や、その内容についての『経験』が乏しい場合には精度はガクっと落ちるので過信は禁物です。
『直感』が活躍するのは本当に、本能的に感じ取った時のみです。
理論立てて考えたものは『直感』とは言わないので、そこは勘違いしてなんでも勝手に『直感』に置き換えて突っ走るのは危険なので気を付けてくださいね。
後は他にもギャンブルなどで『直感』でここだ!なんて賭ける人も多いと思いますが、ただの運での出来事に『直感』を当てはめて使うと当然、当たらないので要注意です。
「直感は90%あたるって言ってたから、全財産をあの馬に賭けたのに!」なんてクレームは受け付けてません(笑)
自己責任でお願いします(笑)
以上、『直感』を信じて従うべき理由でした。